【レガシー】Omni-Tell【青単】
2014年8月5日コメント (6)最近、SCGなど海外のレガシーでOmni-Tellが買っているのをちょいちょいみます。
国内のレガシーGPも決まり、デュアランを使わないデッキとしてはかなり安い部類に入るため、使用者も増えそうです。(レガシーGPの為に新規参入する人がいるのかどうかはわかりませんが。)そこで、少し興味が湧いたので、徒然と書いてみようかなと思います。
因みにOmni-Tellとは青単色で組まれる、コンボデッキです。実物提示教育やドリームホールから全知を出し、無限への突入につなげ、トップにエムラなりをしこんで激突で勝つというデッキです。通常のスニークショーやリアニメイトと違い、コンボが決まれば即勝利することができる、即死コンボデッキです。
リストはこちら
9《島/Island》
4《古えの墳墓/Ancient Tomb》
1《裏切り者の都/City of Traitors》
1《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
4《霧深い雨林/Misty Rainforest》
1《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
20 Lands
1《引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn》
1 Creatures
4《渦まく知識/Brainstorm》
3《狡猾な願い/Cunning Wish》
4《Force of Will》
1《直観/Intuition》
4《否定の契約/Pact of Negation》
4《無限への突入/Enter the Infinite》
4《思案/Ponder》
4《定業/Preordain》
4《実物提示教育/Show and Tell》
3《ドリーム・ホール/Dream Halls》
4《全知/Omniscience》
39 Spells
60 Mainboard Cards
3《防御の光網/Defense Grid》
3《神聖の力線/Leyline of Sanctity》
1《残響する真実/Echoing Truth》
1《直観/Intuition》
1《蟻の解き放ち/Release the Ants》
1《急流/Rushing River》
3《呪文貫き/Spell Pierce》
1《計略縛り/Trickbind》
1《拭い捨て/Wipe Away》
15 Sideboard Cards
このOmni-Tellは
①生物を介していない
②即勝利できる
③単色である
④墓地を経由しない
という点が特徴です。
②については、ANT、エルフのオーダーからのビヒモスなど環境に存在しているので、さほど珍しいものでは無くなってきていますし、④についてもスニークショーやエルフなどが存在します。
そのように考えると、①③の特徴が環境にマッチしているのではないかと考えられます。
まず①について。
レガシー環境において、最も勝っており、最もメタられているコンボデッキは何かと言われたら、スニークショーだと答える方が多いでしょう。(高野さんの影響でエルフが増加しているようにも思えますが)このデッキはメインから、そしてサイドから相当メタられているのにも関わらず、未だにSCGなど主要な大会の上位に散見されます。このデッキの他にも、エルフや、リアニメイトなど比較的散見されるコンボデッキの多くは生物によるアタックを介する事で勝利を目指します。
スニークショーにしてもリアニメイトにしても、クリーチャーを場に出して、殴って、相手のライフを0にして初めてゲームに勝利できるわけです。
そのため、環境には罠の橋やヴェンセール、Karakasや全体除去が様々なデッキに積まれています。のぶおの部屋でお馴染みの斎藤さんが使用していたメイン罠の橋入りMiracleがそれを顕著に表していると言えるでしょう。
クリーチャーに対するヘイトが上がった事で、上記のコンボデッキは、コンボを妨害する打ち消しなどのカードの他に、クリーチャーに対するヘイトカードへの対策を迫られています。クリーチャーに対するヘイトカードは上にあげたように、罠の橋やKarakas、リリアナ、ジェイス、謙虚、など置物が多いと言えます。この様な置物に対してコンボデッキは主に打ち消しを使用します。一方、Omni-Tellは相手に置かれて厳しい置物がほとんど存在しません。エーテル宣誓会の法学者くらいでしょうか。(リリアナは厳しいですが、着地してしまってもコンボが決まれば勝てるため、無視する事が可能です)そのため、サイドボードに防御の光網が取れるということも特徴ではないでしょうか。
このように勝利条件にクリーチャーを介する事のないOmni-Tellはそれだけで有利だと言えます。
次に③についてです。
以前まで単色コンボの代名詞だったエルフも突然の衰微や白鳥の歌を得て多色化が進んでいます。また、リアニメイトは青黒、スニークショーは赤青、ANTは赤青黒t緑の構成をとっていることが多いです。これは、ほぼ全てのコンボデッキが青を触ることでドローの安定化を図っているからです。
一方Omni-tellは青単色で組まれる事が多いです。コンボデッキは土地を切り詰める、または土地がとても重要になることが多く、不毛の大地やリシャーダの港、サリアなどは想像以上に厳しいです。色マナを潰されることはもちろん、目くらましや呪文貫きをケアしたいのに出来なくなるということは、負けに直結してしまいます。
そのため、単色で組まれる=安定したマナ基盤を維持できる事はとても有利なことなのです。
この様に、今Omni-Tellが勝っている理由は環境とメタにあります。
一方、Omni-Tellの明確な弱点をあげるとするならば、それは手札破壊です。実物提示教育、全知、無限への突入という3枚コンボであるということで、手札破壊でどれかを抜かれてしまうととたんに厳しくなります。リリアナも能力を数回起動されてしまうと、コンボ成立は難しくなります。そのため、最近身を潜めているジャンドやジャンクなど、思考囲いやHymnを積んだ中速デッキには相性が悪いです。
一撃で決める爽快感と、ガチャガチャ動くコンボに興味があるかたは是非使って見てはいかがでしょうか?
国内のレガシーGPも決まり、デュアランを使わないデッキとしてはかなり安い部類に入るため、使用者も増えそうです。(レガシーGPの為に新規参入する人がいるのかどうかはわかりませんが。)そこで、少し興味が湧いたので、徒然と書いてみようかなと思います。
因みにOmni-Tellとは青単色で組まれる、コンボデッキです。実物提示教育やドリームホールから全知を出し、無限への突入につなげ、トップにエムラなりをしこんで激突で勝つというデッキです。通常のスニークショーやリアニメイトと違い、コンボが決まれば即勝利することができる、即死コンボデッキです。
リストはこちら
9《島/Island》
4《古えの墳墓/Ancient Tomb》
1《裏切り者の都/City of Traitors》
1《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
4《霧深い雨林/Misty Rainforest》
1《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
20 Lands
1《引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn》
1 Creatures
4《渦まく知識/Brainstorm》
3《狡猾な願い/Cunning Wish》
4《Force of Will》
1《直観/Intuition》
4《否定の契約/Pact of Negation》
4《無限への突入/Enter the Infinite》
4《思案/Ponder》
4《定業/Preordain》
4《実物提示教育/Show and Tell》
3《ドリーム・ホール/Dream Halls》
4《全知/Omniscience》
39 Spells
60 Mainboard Cards
3《防御の光網/Defense Grid》
3《神聖の力線/Leyline of Sanctity》
1《残響する真実/Echoing Truth》
1《直観/Intuition》
1《蟻の解き放ち/Release the Ants》
1《急流/Rushing River》
3《呪文貫き/Spell Pierce》
1《計略縛り/Trickbind》
1《拭い捨て/Wipe Away》
15 Sideboard Cards
このOmni-Tellは
①生物を介していない
②即勝利できる
③単色である
④墓地を経由しない
という点が特徴です。
②については、ANT、エルフのオーダーからのビヒモスなど環境に存在しているので、さほど珍しいものでは無くなってきていますし、④についてもスニークショーやエルフなどが存在します。
そのように考えると、①③の特徴が環境にマッチしているのではないかと考えられます。
まず①について。
レガシー環境において、最も勝っており、最もメタられているコンボデッキは何かと言われたら、スニークショーだと答える方が多いでしょう。(高野さんの影響でエルフが増加しているようにも思えますが)このデッキはメインから、そしてサイドから相当メタられているのにも関わらず、未だにSCGなど主要な大会の上位に散見されます。このデッキの他にも、エルフや、リアニメイトなど比較的散見されるコンボデッキの多くは生物によるアタックを介する事で勝利を目指します。
スニークショーにしてもリアニメイトにしても、クリーチャーを場に出して、殴って、相手のライフを0にして初めてゲームに勝利できるわけです。
そのため、環境には罠の橋やヴェンセール、Karakasや全体除去が様々なデッキに積まれています。のぶおの部屋でお馴染みの斎藤さんが使用していたメイン罠の橋入りMiracleがそれを顕著に表していると言えるでしょう。
クリーチャーに対するヘイトが上がった事で、上記のコンボデッキは、コンボを妨害する打ち消しなどのカードの他に、クリーチャーに対するヘイトカードへの対策を迫られています。クリーチャーに対するヘイトカードは上にあげたように、罠の橋やKarakas、リリアナ、ジェイス、謙虚、など置物が多いと言えます。この様な置物に対してコンボデッキは主に打ち消しを使用します。一方、Omni-Tellは相手に置かれて厳しい置物がほとんど存在しません。エーテル宣誓会の法学者くらいでしょうか。(リリアナは厳しいですが、着地してしまってもコンボが決まれば勝てるため、無視する事が可能です)そのため、サイドボードに防御の光網が取れるということも特徴ではないでしょうか。
このように勝利条件にクリーチャーを介する事のないOmni-Tellはそれだけで有利だと言えます。
次に③についてです。
以前まで単色コンボの代名詞だったエルフも突然の衰微や白鳥の歌を得て多色化が進んでいます。また、リアニメイトは青黒、スニークショーは赤青、ANTは赤青黒t緑の構成をとっていることが多いです。これは、ほぼ全てのコンボデッキが青を触ることでドローの安定化を図っているからです。
一方Omni-tellは青単色で組まれる事が多いです。コンボデッキは土地を切り詰める、または土地がとても重要になることが多く、不毛の大地やリシャーダの港、サリアなどは想像以上に厳しいです。色マナを潰されることはもちろん、目くらましや呪文貫きをケアしたいのに出来なくなるということは、負けに直結してしまいます。
そのため、単色で組まれる=安定したマナ基盤を維持できる事はとても有利なことなのです。
この様に、今Omni-Tellが勝っている理由は環境とメタにあります。
一方、Omni-Tellの明確な弱点をあげるとするならば、それは手札破壊です。実物提示教育、全知、無限への突入という3枚コンボであるということで、手札破壊でどれかを抜かれてしまうととたんに厳しくなります。リリアナも能力を数回起動されてしまうと、コンボ成立は難しくなります。そのため、最近身を潜めているジャンドやジャンクなど、思考囲いやHymnを積んだ中速デッキには相性が悪いです。
一撃で決める爽快感と、ガチャガチャ動くコンボに興味があるかたは是非使って見てはいかがでしょうか?
コメント
ただ、ハンデスが致命的っていうのは、コンボとしてキツイ気もするけどね(;一_一)
だからこそサイドの神聖の力線なんだろーね。デルバーとか奇跡メタなら全然ありだと思うよ。
この前、ヒューさんがレガシー杯で使っているのを見て、なんかいいなーと思ってしまいました笑
確かに最近使用者が少ないのも追い風ですね
Omni-tellは使ってる人が少ないので、メタ的に面白いですよね
今度僕も使ってみようかな(^o^)/
晴れる屋でお話したことありますよね?笑
ジャンド多めの晴れる屋では辛い部分もあるかもですが、自分も使ってみたいです。